2016年6月2日木曜日

820年の時を超えて(最終回)

昨日、多くの星が輝く闇の中、般若臺鎮守春日明神鎮座祭が厳かに、感動的に無事終了いたしました。
昨夜の鎮座祭のおり、「この地を守ってやろう。しかし、お前は何をしていくのだ。」そんな言葉が心に浮かびました。
「鎮守」という言葉は「しずめ、まもる」という意味です。
「神さまのお力で、笠置寺、笠置山、そして笠置に力をいただく」のではなく、「前に進むのは私たち住民一人一人」鎮守さまは、そんな私たちの歩みを支えてくださるのでしょう。
自分の信ずるところを大切にされ、笠置山へと来られた貞慶上人。
上人を守るために勧請された春日明神。
「さあ、住職としてどうする?」
自分自身のこれからを問われ、後押しをいただいたような、昨夜の鎮座祭でした。

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