2016年11月11日金曜日

もみじの季節

今年も楽しみな「もみじの気節」が到来しました。
笠置山のもみじは、人の手が入った庭木ではなく「命の息吹」が感じられる、大木のもみじです。
上からも見下ろせて、もみじの 中に降りていって、最後には見上げる。
「一粒で三度美味しい」笠置山のもみじをお楽しみください。








2016年6月2日木曜日

820年の時を超えて(最終回)

昨日、多くの星が輝く闇の中、般若臺鎮守春日明神鎮座祭が厳かに、感動的に無事終了いたしました。
昨夜の鎮座祭のおり、「この地を守ってやろう。しかし、お前は何をしていくのだ。」そんな言葉が心に浮かびました。
「鎮守」という言葉は「しずめ、まもる」という意味です。
「神さまのお力で、笠置寺、笠置山、そして笠置に力をいただく」のではなく、「前に進むのは私たち住民一人一人」鎮守さまは、そんな私たちの歩みを支えてくださるのでしょう。
自分の信ずるところを大切にされ、笠置山へと来られた貞慶上人。
上人を守るために勧請された春日明神。
「さあ、住職としてどうする?」
自分自身のこれからを問われ、後押しをいただいたような、昨夜の鎮座祭でした。

2016年6月1日水曜日

820年の時を超えて(その10)

いよいよ6月1日を迎えました。
午後2時より、笠置寺境内の春日明神社殿(旧春日大社本宮神社社殿)の清祓式も無事終了し、御分霊をいただくために春日大社にうかがっています。
いよいよ、820年前に解脱上人貞慶が行われたと同じ作法で御分霊をいただき、笠置山へとお連れいたします。
笠置山への到着は、午後9時頃の予定です。
写真やビデオ撮影はお断りしておりますが、ご来山いただけます。
最初で最後の厳粛な神事を体感してはいかがでしょうか?
春日大社境内にて

2016年5月30日月曜日

820年の時を超えて(その9)

笠置寺般若臺鎮守 春日明神社奉鎮祭のご案内

この度の祭礼につきまして、笠置寺檀信徒をはじめ、多くの皆さまにご案内を申し上げます。
闇の中、提灯の明かりのみにて行われる荘厳な祭祀。
笠置寺の歴史において、約800年前に一度だけ行われ、今回が最後の機会となります。

日時 平成28年6月1日(水曜日)午後9時より(予定)
場所 笠置寺境内椿本護王宮社前
※笠置いこいの館より、無料送迎タクシーを用意しております。(配車時間 迎え8時〜8時45分・送り10時)

・厳粛な祭礼ですので、境内の明かりは全て消灯いたします。
・写真撮影、ビデオ撮影、携帯電話の使用は厳禁といたします。お守りいただけない場合は、境内からの退出をお願いいたします。

2016年5月26日木曜日

820年の時を超えて(その8)

先日、撤下社殿の移築が無事に終了。
多くの新聞紙面に掲載していただきました。
820年前に、解脱房貞慶上人によってつながれた南都と笠置。
奈良と笠置、神道と仏教。
異なるものが、遥かな昔のご縁によって再びつながる。
誠にありがたいことです。
今すぐに結果は出なくても、良いご縁は、やがて嬉しい実りを届けてくれます。
6月1日を笑顔で迎えられるように、準備を整えております。

2016年5月23日月曜日

820年の時を超えて(その7)

今日、5月23日は春日大社 本宮神社社殿の移築の日。
春日大社での社殿のお祓い。
奈良から笠置への移動。
そして、基壇のへの安置と鳥居の建立と、盛りだくさんの一日でした。
笠置山では解脱上人がおられた般若臺を通過し、感慨無量でした。

作業も全てが無事終了し、笠置山に春日明神社が再興されました。


6月1日水曜日には、いよいよ御分霊をお迎えいたします。
重要な神事ですので撮影は厳禁ですが、ご来山はご自由です。
21時と遅くからですが、お出でいただける方は、どうぞお越しください。



2016年5月20日金曜日

820年の時を超えて(その6)

18日〜19日は会議のはしごで木津川市〜東京〜京都と出張に。
寺を不在にしている間に、石工さんの作業も順調に進み基壇を完成していただきました。
社殿の移譲まで、あと3日。
とりあえず、体調だけは整えておきたいと思います。